私の一番のお勧め

私の一番のお勧めコンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズです。なぜなら、装用開始当初の違和感がハードコンタクトレンズに比べて少なく、屋外のスポーツに向いているからなのです。しかし、短所もありますので、注意してください。 それは、目に対する安全性が低いことです。さらに、汚れがつきやすいことも短所の１つです。弾力性に富むので、装着時の違和感が小さい反面、細菌が繁殖しやすいことが特徴です。 洗浄に加えて定期的な消毒が必要です。
他人から目の色が変わって見えるとかなり目立つので、使いたくなるのはわかります。しかし、カラーコンタクトはソフトコンタクトレンズの中でも最も悪いレンズなのです。おしゃれ用カラーレンズ２銘柄で、眼粘膜刺激が起こりうる程度の細胞毒性が認められ、問題になったことがあります。また、おしゃれ用カラーレンズ４銘柄で色素の溶出がみられ、そのうち２銘柄では溶出液が蛍光を発していることが確認されたのです。あなたはそれでも、カラーコンタクトレンズを付けたいですか。
ソフトコンタクトレンズはレンズ自体が目の形にフィットするため、処方はとても簡単なのです。ですので、ハードコンタクトレンズでちょっとでもクレームがつくとすぐにソフトコンタクトレンズに変えてしまうという言語道断なことをする量販店もあります。昔、私もそれでソフトコンタクトレンズに変えてしまいました。さらに、ソフトコンタクトレンズは手入れが面倒です。コンタクトレンズに伴うアレルギーはずば抜けて、ハードコンタクトレンズと比べて多いのです。
どうしても充血が治まらない場合は、１日の装用時間を少しずつ延ばしていく手段があります。しかし、この方法では休み休み、短い時間でだと、なかなか眼も順応しにくいかもしれません。ハードコンタクトレンズは黒目（角膜）の中心から周辺までは、カーブの具合が様々なんですね。中心部分のカーブの具合が同じ人でも、周辺部の形状はそれぞれオリジナルだオリジナルだということです。つまり、このカーブに合わないと眼に負担が増えて充血してしまうことだってあるのです。